運用への対応力で選ぶ/料金は差し替え込みで見る/実績は成果の測り方を聞く/表現チェック体制を確認

この記事の要点

  • 運用への対応力で選ぶ
  • 料金は差し替え込みで見る
  • 実績は成果の測り方を聞く
  • 表現チェック体制を確認

漫画広告を外注しようと制作会社を探し始めると、作例のきれいな会社がいくつも見つかります。ただ、漫画広告は配信して終わりではなく、数字を見ながら差し替えを重ねていく広告クリエイティブです。結論から言えば、漫画広告の制作会社は、絵の上手さよりも「広告運用にどこまで付き合えるか」で選ぶと失敗が少なくなります。

この記事では、漫画広告の依頼先を比較するときの判断軸を、料金・実績・運用対応の3つの観点から整理します。

この記事でわかることは次のとおりです。

  • 漫画広告の依頼先のタイプと、それぞれの向き不向き
  • 料金を比べるときに見落としやすい項目
  • 実績の確認方法と、問い合わせ時に聞いておきたい質問
  • 広告表現の規制や権利について確認すべきこと

なお、漫画広告そのものの設計(1コマ目の作り方やLPとのつなぎ方)は漫画広告の制作ガイドで詳しく解説しています。

漫画広告の依頼先は大きく4タイプある

漫画広告を依頼できる先は、主に次の4タイプに分かれます。どれが優れているというより、自社の体制と目的に合うかどうかで選びます。

依頼先のタイプ得意なこと注意したい点向いているケース
マンガ制作を専門にする会社構成から作画まで一貫した制作、絵柄の安定広告運用やLPまで対応できるかは会社によるマンガの品質と構成力を重視したい
広告代理店配信・運用・効果測定まで含めた提案マンガ制作は外部に再委託されることが多い広告運用ごとまとめて任せたい
Web制作・デザイン会社LPやバナーとあわせたデザインマンガの構成や演出の経験には差があるLP改修とセットで進めたい
フリーランス・クラウドソーシング作画のみの依頼、柔軟なやり取り構成作りや広告の検証は自社で担う必要がある構成が決まっていて作画だけ頼みたい

判断の分かれ目は、「何を描くか」を誰が考えるかと、配信後の改善を誰が担うかの2点です。社内に広告運用の担当者がいて、数字を見て判断できるならマンガ制作の専門会社に構成と作画を任せる形が合います。運用まで丸ごと任せたいなら代理店、構成まで社内で決められるならフリーランスという選択肢も現実的です。

依頼先の種類ごとの違いは、広告以外の用途も含めて漫画制作会社の選び方でも整理しています。

漫画広告の制作会社を比べる6つのポイント

依頼先の候補が絞れたら、次の6項目で比べます。一般的な漫画制作の依頼と違うのは、後半の3項目が広告運用に関わる点です。

比較項目確認する内容確認しないと起こりやすいこと
構成の提案力ターゲットの悩みから1コマ目を考えてくれるか絵はきれいでも、フィードで止まらない広告になる
料金の内訳構成・作画・修正・サイズ違いが含まれるか追加の作業のたびに見積もりが膨らむ
納期初稿までの日数、差し替えにかかる日数検証のサイクルが回らず、配信が止まる
差し替えへの対応セリフや1コマ目のパターン違いを作れるか1本の結果だけで「マンガは効かない」と判断してしまう
媒体・サイズへの対応配信面ごとの比率や文字の読みやすさに配慮できるかスマートフォンでセリフが読めず、流される
表現チェックの体制広告規制を意識した表現の確認ができるか配信審査で止まる、表現の修正が後から発生する

特に見落とされやすいのが、差し替えへの対応です。漫画広告は1コマ目の場面やセリフを変えるだけでCTRが変わることがあり、成果を出すには複数のパターンを試す必要があります。最初の1本だけを前提にした見積もりや進め方の会社だと、検証の段階で手が止まりがちです。

料金は「1本の金額」ではなく運用全体で見る

漫画広告の料金は、ページ数やコマ数、構成作成の有無、カラーかモノクロか、サイズ展開の数などで大きく変わります。会社ごとに見積もりの単位も「1ページあたり」「1本あたり」「月額」とさまざまなので、金額だけを並べても比較になりません。

見積もりを比べるときは、次の手順で条件をそろえると判断しやすくなります。

  1. 用途と配信面を伝える — どの媒体で、どのサイズ・形式で配信するかを最初に共有する
  2. 含まれる作業を確認する — 構成(ネーム)、作画、仕上げ、修正、サイズ展開のどこまでが含まれるかを確認する
  3. 修正の条件を確認する — 修正の回数に上限があるか、追加の費用がかかるかを聞く
  4. 差し替え時の費用を聞く — 1コマ目やセリフだけを変えたパターンを作る場合の費用と日数を確認する
  5. 利用範囲を確認する — 広告以外(LP、SNS、営業資料など)への転用ができるかを確認する

初回の金額が安くても、修正や差し替えのたびに費用がかかると、検証を続けるほど総額が膨らみます。反対に、初回の金額がやや高くても、修正や軽微な差し替えが含まれていれば、運用全体では負担が小さくなることもあります。

参考として、つたわるマンガの基本料金は1ページ3〜5万円(税込33,000〜55,000円)で、用途・ページ数・仕様に応じて個別にお見積もりしています。修正は回数制限なし・修正費用無料で、テキスト変更や表現調整などの軽微な修正に柔軟に対応しています(ページ追加やシナリオの全面変更など、大幅な構成変更は別途調整となります)。費用の考え方全般は漫画制作の費用で解説しています。

実績は「作例」より「成果の測り方」を確認する

制作会社のサイトには作例が並んでいますが、漫画広告の依頼先として見るべきなのは、絵柄よりもその作例で何を狙い、どう効果を測ったかです。問い合わせや打ち合わせの際には、次のような質問をしてみてください。

  • 自社と近い業種・商材での制作経験はあるか
  • その作例では、何を成果の指標にしていたか
  • 配信後に差し替えや改善を行った経験はあるか
  • LPと広告を一緒に設計したことはあるか

成果の数字を公開できない案件も多いため、数値がないこと自体は問題ではありません。大切なのは、担当者が「CTRとCVRを分けて見る」「条件をそろえて比較する」といった検証の考え方を持っているかどうかです。

参考までに、つたわるマンガが制作した株式会社タイミーの「タイミーキャリアプラス」の事例では、LPマンガの読了率55%、求人マンガのコンバージョン率 約2倍という結果が出ています。広告クリエイティブではなくLPと求人マンガの事例で、求人マンガのABテストは統計的な有意差が出るほどの母数ではなかったため、数字の解釈は慎重に扱っています。制作の経緯と検証の考え方はタイミー社の求人マンガ制作の事例で紹介しています。

広告の遷移先となる漫画LPの構成例は漫画LPの事例、商品の魅力をマンガで伝える構成は商品紹介漫画の作り方もあわせて参考にしてください。

広告表現・権利・データの扱いも契約前に確認する

漫画広告は、景品表示法や、商材によっては薬機法などの規制を受けます。登場人物のセリフであっても、効果を誇張した表現や、事実と異なる体験談は広告表現として問題になる可能性があります。制作会社がどこまで表現に配慮してくれるか、最終的な確認を誰が行うかを、契約前に決めておきましょう。

あわせて、次の点も確認しておくと安心です。

確認項目確認する理由
利用権の範囲広告で使ったマンガをLPやSNSに転用できるかが変わる
既存キャラクターへの対応自社のキャラクターを使った広告を作れるかが変わる
資料・データの扱い社外秘の資料を渡すときの安全性に関わる
代理店との分担運用と制作を分けるときの指示系統に関わる

つたわるマンガでは、納品したマンガの利用権(商用利用を含む)は原則としてお客様に帰属する形で提供しています。お客様の既存キャラクターを元にした制作にも対応しています。お預かりしたデータは制作目的のみに利用し、学習には利用しません。NDAにも対応可能です。また、代理店・制作会社と並走し、マンガ制作部分のみを担当する形にも対応しています。

つたわるマンガが漫画広告で対応できること

つたわるマンガは、生成AIとプロのデザイナーを組み合わせた企業向けのマンガ制作サービスです。従来の一般的なフルオーダーの外注と比べて、従来比コスト1/2以下、納期スピード5倍を実現しており、納期は最短3日です。差し替えパターンを作りながら検証を進めたい漫画広告と相性のよい体制です。

Web広告・SNS広告のクリエイティブの制作に加え、オプションでLP・広告デザインの作成、SNS投稿の作成、投稿・公開代行も提供しています。制作の流れとオプションは広告漫画制作のページにまとめています。

まとめ

漫画広告の制作会社を選ぶときの要点は次のとおりです。

  • 運用への対応力で選ぶ。差し替えや検証にどこまで付き合えるかを確認する
  • 料金は差し替え込みで見る。構成・修正・サイズ展開・追加パターンの条件をそろえて比べる
  • 実績は成果の測り方を聞く。作例の絵柄より、何を狙いどう検証したかを確認する
  • 表現チェック体制を確認。広告規制への配慮と、権利・データの扱いを契約前に決める

つたわるマンガでは、ターゲットと悩みの整理から構成、作画、LPへの組み込みまでご相談いただけます。依頼先を比較している段階でも構いません。サンプルマンガの制作も無料で承っていますので、お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。1営業日以内にご返信いたします。

よくある質問

漫画広告の制作会社と、一般的な漫画制作会社は何が違いますか?

作画の工程そのものは大きく変わりませんが、漫画広告では配信媒体ごとのサイズ対応、1コマ目やセリフの差し替え、CTR・CVRを見ながらの改善、広告表現の規制への配慮といった、広告運用に関わる対応が求められます。依頼先を比べるときは、マンガを1本作れるかだけでなく、配信後の検証にどこまで付き合えるかを確認してください。

漫画広告の料金は何を基準に比べればよいですか?

1本あたりの金額だけでなく、構成(ネーム)作成が含まれるか、修正の回数や費用、サイズ違いや差し替えパターンの追加料金、利用範囲の制限を合わせて比べてください。漫画広告は配信後に差し替えを重ねることが多いため、初回の見積もりが安くても、追加制作のたびに費用がかさむ場合があります。

広告代理店経由で漫画広告を依頼することはできますか?

できます。広告運用は代理店、マンガ制作は制作会社という分担はよくある形です。つたわるマンガでも、代理店・制作会社と並走し、マンガ制作部分のみを担当する形に対応しています。この場合は、成果データの共有方法と、差し替えの指示を誰が出すかを最初に決めておくと進行がスムーズです。